ねらい

地域の産業が変化した背景について知る。

内容

甲府盆地や長野盆地では、かつて絹糸を作る製糸業が盛んでした。水田には向いていない扇状地でも、カイコの餌となる桑の栽培ができたからです。しかし、昭和30年代以降、製糸業は衰退していきます。海外から安い糸が輸入されるようになったからです。こうした背景から、収入が見込めなくなった桑の栽培をやめ、果樹栽培を行う農家が増えていったのです。

甲府盆地の農業の変化
果樹栽培がさかんな甲府盆地や長野盆地では、かつて桑の栽培が広く行われていました。
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