ねらい

地域の工業が発展した理由を工場の立地条件などから考える。

内容

中京工業地帯の臨海部です。ここでは、プラスチックなどの石油化学製品や鉄鋼の生産が盛んです。石油や鉄鋼石などの原料を船で大量に運びこめるからです。臨海部にある大手製鉄所です。ここで作られた鉄板の多くは内陸にある豊田市の自動車工場に運ばれます。鉄を作る工場とそれを使う工場。こうした結びつきが中京工業地帯を発展させています。また豊田市ではおよそ9万人が自動車に関わる仕事をしています。一台の自動車を作るには3万点もの部品が必要で、市内に400以上の部品工場が集まっているからです。完成した自動車は名古屋港にある自動車専用の埠頭に運ばれます。整然と並べられたおよそ2万台もの自動車。巨大な専用船で、外国や国内へと運ばれていきます。

中京工業地帯の自動車産業
中京工業地帯で、自動車を効率よく生産・出荷できるしくみを紹介します。