日本最大の畑作地帯、十勝平野。収穫量の多さは、まさに日本の“食糧供給地”といえます。涼しい気候に適した小麦、じゃがいも、豆類、そして砂糖の原料であるてんさいの生産が盛んです。毎年大量生産し続けるために行われているのが、「輪作」という方法。空から畑を見ると、畑はパッチワークのようです。一つひとつ、作っている作物が違うのです。じゃがいも、小麦、てんさい、豆類などを、一年ごとに順番に畑を替えて植えていきます。こうすることで、土壌の栄養バランスがとれて、病気を防ぐことができるのです。