ねらい

経済的な自立を目指すアフリカの人々の取り組みについて知る。

内容

アフリカ南部の国、ボツワナにある世界最大の湿地帯、オカバンゴ・デルタです。雨季になると水を求め、多くの動物が集まります。この地で伝統的な暮しを続けているバエイ族です。経済的な自立を目指す彼らの取り組みが注目されています。手つかずの自然を味わおうと、オカバンゴにやって来る人々を外国の観光業者に頼らず自分たちの手で受け入れ始めたのです。「水辺の道」と名づけられた、村立のキャンプ場です。キャンプ場の目玉は、モコロと呼ばれる小船に乗ってオカバンゴの奥地を探索するツアーです。ツアーのガイドを務めるのはバエイ族のニャメさん。ガイドによって収入が4倍に増えたといいます。「モコロの仕事で生活が楽になったよ。でももっとうれしいのは、ここの暮らしを伝えられることだね」

観光産業で自立を目指す
ボツワナの湿地帯オカバンゴでは、地元の人たちが観光業によって経済的な自立を目指しています。