ねらい

アマゾンの熱帯林が減少している理由に産業との関わりがあることを知る。

内容

アマゾンの熱帯雨林が大きく失われ始めたのは、ブラジル政府が大規模な開発を進めた1970年代からです。目的は貧しい農民に農地を与えて移住させることでした。アマゾンを貫く道が切り開かれ、人々が移住すると森は次々と焼き払われ牧場や畑へと姿を変えていきました。輸出品である大豆やサトウキビの需要が高まり、それに合わせて、切り開かれた森も多くあります。さらに、1967年に世界最大級の鉄の鉱床が発見されたことも開発を加速させました。開発には日本も資金や技術協力を行っています。ブラジル政府は違法な伐採を取り締まるなど、アマゾンの開発を制限しています。しかし、現在でも熱帯雨林の減少は続いています。

アマゾン開発の歴史
1970年代、ブラジル政府は貧しい人々に農地を与えるため、大規模なアマゾンの熱帯林の開発を進めました。熱帯林は次々に焼き払われ牧場や畑地への姿を変えました。