ねらい

熱帯林の減少を食い止めるための人々の工夫を知る。

内容

アマゾンの一部は世界遺産に登録され、保護区では伐採が禁止されています。またブラジル政府はアマゾンでのサトウキビの生産を禁止するなど開発には厳しい制限をもうけています。しかし、違法伐採は後を絶ちません。こうした違法伐採を取り締まるのに役立てられてきたのが日本の観測衛星「だいち」です。「だいち」からブラジル政府に送られたアマゾンの画像です。半年前の映像と比べると森が四角く失われているのが分かります。違法伐採が確認されると警官が現地に向かいます。現場では50ヘクタールの広さの森が切り開かれていました。しかしこのとき犯行グループはすでに逃げ出していました。アマゾンでは人工衛星「だいち」によって2011年までに800件以上の違法伐採が摘発されました。

衛星で違法伐採を管理
熱帯林の違法な伐採を取り締まるため、日本の人口衛星が観測した画像情報が利用されてきました。