ねらい

日本の工業地帯・地域の特色を知る。

内容

阪神工業地帯は、大阪・神戸の二大都市を中心に、大阪湾岸から内陸部にかけて広がっています。日本の工業地帯・地域で二番目の出荷額を誇ります。盛んな産業は、機械・金属・化学工業です。中でも、機械工業の出荷額が全体の40%近くを占めています。阪神工業地帯では、100年以上前に、電気製品を作る企業がいち早く誕生。以来、機械工業が発展しました。また、中小企業や町工場が多いのも特徴です。次に盛んなのが金属工業です。こちらの鉄鋼メーカーでは、自動車・飛行機・船などに使われる金属を生産しています。三番目に盛んなのは、化学工業です。大阪湾岸沿いの巨大な石油化学コンビナートを中心に、プラスチック製品や化学繊維などをつくっています。これは、1930年代の阪神工業地帯の映像です。当時は繊維産業が盛んでした。大阪や神戸などの港を利用し、綿花などの原料を輸入して、糸や布を作って輸出していました。

阪神工業地帯
阪神工業地帯は、大阪・神戸の二大都市を中心に、大阪湾岸から内陸部にかけて広がっています。日本の工業地帯・地域で二番目の出荷額を誇ります。