ねらい

林業がどのような仕事であるかを考える。

内容

人工林から木を切り出すまでを見てみましょう。まず苗木を畑で育てます。山の斜面を整備してから一本ずつ植えます。苗木は、数年で後から生えてきた草に埋まってしまいます。苗木に光が当たるように、草を刈り取る「下草(したくさ)刈(が)り」が必要になります。さらに育つと枝を切り落とす「枝打ち」という作業を行います。節の少ない、まっすぐな木材を作るためです。木が大きくなると森は混み合い、光が当たらなくなります。そこで、細く育ちの悪い木を切り倒し本数を減らします。これを「間伐(かんばつ)」といいます。木の育ち具合を見ながら繰り返し行います。育て初めてからおよそ50年、ようやく木材として利用できる木に成長するのです。

林業の仕事
人工林から木を切り出すまでには、植林、下草刈り、枝打ち、間伐など様々な作業が必要になり、長い年月がかかります。
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