ねらい

国内の林業の現状から、これからの林業のあり方について考える。

内容

木材のおよそ8割を輸入に頼っている日本。しかし、国内の人工林には、木材に適した樹齢50年以上の木が豊富にあります。また、価格も種類によっては輸入木材よりも安くなっています。それでも国産木材は、なかなか売れません。木材を買い取る住宅メーカーに人気があるのは、輸入木材です。メーカーが求めるのは工業製品のような規格の精密さ。しかし、国産木材は輸入木材とくらべて乾燥や加工の精度にばらつきがあります。木材が売れない時期が長く続いたため、設備や人材を育てることにお金をかけられなかったからです。

売れにくい国産木材
住宅メーカーが求める木材は工業製品のような規格の精密さ。しかし、国産木材は輸入木材と比べると加工の精度や乾燥の状態にばらつきがあります。
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