ねらい

失われた環境を取りもどすには長い時間がかかることを知る。

内容

水俣湾再生の取り組みがようやく始まったのは、水俣病発生から18年後。湾内には仕切りあみが張られ、汚染された魚をとじこめる措置がとられた。そしてその魚をつかまえて焼却処分。作業は23年間も続き、およそ500トンもの魚が処分された。さらに、有機水銀をふくんだ海底のヘドロも除去。この工事には13年もかかった。公害でよごされた水俣湾は、1997年、県の調査で、きれいになったと報告された。水俣は再び、漁業がさかんな町として再生したのだ。

水俣湾(みなまたわん)の再生
水俣湾再生の取り組みが始まったのは、水俣病発生から18年後のことでした。1997年にようやく海がきれいになったと報告されました。
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