ねらい

平安貴族が優雅な暮らしをしていたこと、そこから国風文化が生まれたことを知る。

内容

毎年5月に京都で行われる「葵祭」は、1000年ほど前の平安貴族の様子を今に伝えています。平安貴族は、「寝殿造」とよばれるとても広い屋敷に住んでいました。屋敷の中心にある「寝殿」とよばれる建物では、お客をもてなしたり、儀式や行事を行ったりしました。室内の特徴は、ほとんどかべがないことです。屏風や布、衝立を使い、自由にスペースを作りました。季節の変化や行事に合わせて、調度品の色合いや置き方を変化させていたそうです。 庭では貴族たちが優雅な遊びをしていました。「蹴鞠」あるいは、庭の小さな川にうかべたさかずきが流れてくるあいだに歌を作るという「曲水の宴」。

貴族のやしき・寝殿造
平安貴族の住居であった寝殿造の内部の様子と、そこでの優雅な遊びを紹介。