ねらい

執権政治の成立と御成敗式目制定について知る。

内容

源氏の将軍がとだえたあとは、政子の北条一族が「執権」として政治を行いました。そして政子の死後、三代目の執権・泰時が「御成敗式目」を定めます。「成敗」は、“裁判”、「式目」は“決まり”という意味。つまり、武士の裁判の基準となる法律です 武士の社会のための法律が独自につくられたことで、鎌倉幕府の支配力はいっそう強くなりました。この法律は、その後も長く武士の政治のよりどころとなりました。頼朝が開き、政子たちが固めた武士の世は、およそ700年続くことになります。

北条氏による執権政治
源氏の将軍がとだえたあと、「執権」として政治を行った北条一族。「御成敗式目」を定めたことで、鎌倉幕府の支配力はいっそう強くなった。
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北条泰時御成敗式目