ねらい

書院造が今に残されている東求堂を見るとともに、そこで生まれた文化を知る。

内容

銀閣から少しはなれたところにあるのが東求堂。ここには義政の書斎があります。特徴は、畳がしきつめられていることです。また、外との仕切りには障子が立てられました。かべには、「床の間」の原型となる「付書院」と、「ちがい棚」が配置されました。このような部屋を「書院造」といい、和室のもととして今に受けつがれています。また、書院造の部屋からは、さまざまな文化が生まれます。たとえば、床の間をかざるために発達したのが「生け花」です。そして「掛け軸」。墨の濃淡で自然をえがく「水墨画」が、掛け軸に用いられました。

書院造から生まれた文化
現代の和室のもととなった書院造からは、生け花や掛け軸など様々な文化が生まれた。