ねらい

陸地のおよそ4分の3が山地の日本。この山がちな地形から流れ下る川の特徴(とくちょう)をとらえよう。

内容

川は高い山やまから流れを始めます。日本は、陸地のおよそ4分の3が山地です。飛騨(ひだ)・木曽(きそ)・赤石(あかいし)山脈の「日本アルプス」は、標高3000メートル級の山やまが連なっています。こうした高い山から流れる、日本の川には特徴(とくちょう)があります。ヨーロッパを流れるライン川は、水源(すいげん)の標高が1600メートルと高いところから流れ始めています。しかし、川の長さがおよそ1200キロメートルもあるため、川の中流から下流にかけて、流れがゆるやかです。一方、日本の富山県(とやまけん)にある常願寺川(じょうがんじがわ)は、標高がおよそ1000メートルの高いところから流れが始まります。しかし、河口(かこう)までの距離(きょり)はわずか50キロメートルしかなく、外国の川と比(くら)べると流れが急です。川の河口には平野が広がり、平野には人口が多い大都市がつくられています。

山地から流れくだる川
陸地のおよそ4分の3が山地の日本。山がちな地形のため、世界と比(くら)べて川の流れが急です。
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