ねらい

日本の北の端(はし)、択捉島(えとろふとう)の現状を知り、領土(りょうど)の問題に関心をもとう。

内容

日本の北の端(はし)、択捉島(えとろふとう)。東京から北北東におよそ1200キロメートル、北海道の東側にある島です。この辺りには、択捉島の他、国後(くなしり)島、色丹(しこたん)島、歯舞群島(はぼまいぐんとう)があり、北方領土(ほっぽうりょうど)と呼ばれています。これらの島じまは、およそ70年前に、今のロシア、当時のソビエト連邦(れんぽう)に占拠(せんきょ)されました。北方領土の中で最も大きい択捉島は、およそ3200平方キロメートルあり、およそ6000人のロシアの人びとが住んでいます。択捉島に住む人の多くは、サケやマスといった魚を切り身にする工場などで働いています。この島の周りは、これらの魚がたくさんとれる豊(ゆた)かな海なのです。この島を日本に返してもらうため、日本政府(せいふ)は、ロシアの政府と交渉(こうしょう)を続けています。

択捉島(えとろふとう)
日本の北の端(はし)、択捉島(えとろふとう)は北海道の東側にある島で、北方領土のひとつです。