ねらい

岐阜県海津市(ぎふけんかいづし)の輪中(わじゅう)を空から見て、低い土地を水害から守るための工夫やくらし、産業について考えよう。

内容

大きな川が流れこむ伊勢湾(いせわん)の周辺は、海と土地の高さがほとんど変わらない「海抜(かいばつ)0メートル地帯」です。内陸へ向かうと、川にはさまれた土地、岐阜県海津市(ぎふけんかいづし)の「輪中(わじゅう)」があります。輪中には田畑が広がっています。土地が平らで作業がしやすく、農業に使える豊富(ほうふ)な水が近くにある輪中という地形をうまく利用し、大規模(きぼ)な農業が行われています。川の水位より低い場所にある家や田畑を水害から守るため、堤防(ていぼう)をつくって集落のまわりを囲っています。堤防には、輪中の中にたまった水をはき出してくれる「排水機場(はいすいきじょう)」が建っています。輪中にくらす人びとは、水害に備えながら豊かな水を生かし、川とともに生きています。

輪中を空から見てみよう
伊勢湾(いせわん)から岐阜県海津市(ぎふけんかいづし)の輪中(わじゅう)まで、空から低い土地の様子を見てみます。