ねらい

世界の低い土地で、人びとはどのようなくらしをしているのだろうか。国土のほとんどが200メートル以下の標高でその4分の1が海面より低いオランダを見てみよう。

内容

ヨーロッパの西部にあるオランダ。国土面積は、およそ4万平方キロメートルです。ほとんどの土地が海抜(かいばつ)200メートル以下で、その4分の1が海面より低く、干拓地(かんたくち)となっています。干拓地とは、浅い海や湖などの水をぬいて、人工的に作った土地のことです。風車は、その干拓地から水をくみ上げて排水(はいすい)するために使われていました。オランダでは、偏西風(へんせいふう)という暖かい(あたたかい)風が吹きます。気候は温暖で、そのため、牧草がよく育ちます。広大な干拓地では酪農(らくのう)がさかんです。

世界の低地のくらし オランダ
国土のほとんどが標高200メートル以下、その4分の1が海面より低いオランダでは、干拓地(かんたくち)が広がり、酪農(らくのう)がさかんです。