ねらい

世界の高地で暮らす人々はどのような暮らしをしているのだろうか。アンデス山脈の標高4000メートルを超(こ)える高地にある、ボリビアの都市エルアルトの気候と特産品について知ろう。

内容

南アメリカ大陸のボリビア。アンデス山脈の標高4000メートルを超える高地にある都市、エルアルトでは、100万人以上がくらしています。この地域(ちいき)では、高地でも育つジャガイモやトウモロコシを主に栽培(さいばい)しています。主食はジャガイモです。昼間の気温は20度を超(こ)え、夜は氷点下にもなる温度差を利用して作られているのが「乾燥(かんそう)ジャガイモ」です。夜の寒い時間にジャガイモを凍(こお)らせて、日中に太陽の光でとかし、しぼって水分を抜きます。それをくり返すことでできあがり。厳(きび)しい環境(かんきょう)の中でくらす人びとが生みだした、大切な保存食です。

世界の高地のくらし ボリビア
南アメリカ、ボリビア。標高4000メートルという高地で、気候を生かして乾燥ジャガイモなどの保存食が作られています。