ねらい

日本の低い土地の代表、岐阜県海津市(ぎふけんかいづし)を空からながめ、水害からくらしを守るために堤防(ていぼう)で囲んだ集落、輪中(わじゅう)について知ろう。

内容

岐阜県海津市(ぎふけんかいづし)を空から見ると、川にはさまれるように家や田畑が広がっています。海津市の面積のおよそ4割(わり)が海抜(かいばつ)ゼロメートル地帯です。川が土地や建物よりも高いため、雨が降(ふ)ったりして川の水位があがると、川の水が流れこんできます。海津市は、昔からたびたび水害にみまわれてきました。そこで、田畑や家を水害から守るために、集落を堤防(ていぼう)でぐるりと囲みました。これを「輪中(わじゅう)」と呼(よ)びます。道路が高い堤防の上にあるため、トラックが家の上を走っているように見えます。川にはさまれた、この輪中が人々の暮らしを守っているのです。

輪中 ~低い土地のくらし 岐阜県海津市~
岐阜県海津市では、川が土地や建物よりも高いため、たびたび水害にみまわれてきました。そこで集落を堤防でぐるりと囲みました。これを「輪中(わじゅう)」とよびます。
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