ねらい

日本各地の気候のちがいを、「雨温図」(うおんず)というグラフを使ってくらべよう。

内容

都市の平均気温と降水量を一つのグラフで表した「雨温図(うおんず)」です。折れ線グラフは一年間の気温を、棒グラフは降水量(こうすいりょう)を表しています。日本の6つの気候ごとに見ていきましょう。北海道の札幌(さっぽろ)は冬の平均(へいきん)気温が、0度を下回るほど寒い地域です。南西諸島(なんせいしょとう)、沖縄(おきなわ)の那覇(なは)は、冬でも平均気温は17度とあたたかい地域です。太平洋側の静岡(しずおか)は、気温が高く、梅雨(つゆ)の時期と秋に雨が多く降ります。瀬戸内海(せとないかい)、四国・高松は気温が高く、雨はあまり降りません。日本海側の、新潟県(にいがたけん)の上越(じょうえつ)では、降水量が冬に多くなる特ちょうがあります。雪がたくさん降るからです。中央高地の長野県の松本は夏と冬の温度差が大きいのが特徴です。各地の雨温図をくらべると、気候の特ちょうをとらえることができます。

雨温図 場所によって変わる気候
平均気温と降水量を一つのグラフで表したものを「雨温図(うおんず)」といいます。日本各地の都市の雨温図をくらべて、気候のちがいを読みとることができます。