ねらい

沖縄の気候に合ったさとうきび栽培(さいばい)について知ろう。

内容

あたたかい土地、沖縄(おきなわ)の農業で、最も生産量が多いのはさとうきびです。沖縄の農家のおよそ7割がさいばいしています。沖縄でなぜさとうきびがたくさん作られているのでしょうか。それは台風と関係があります。沖縄をたびたびおそう台風のために、さとうきびもたおれてしまいます。しかしそのわずか1週間後、また起き上がってきます。台風の風にも枯れないさとうきびは沖縄にぴったりの作物です。かり取られたさとうきびは、工場に運ばれて、風味ゆたかな黒糖(こくとう)となります。また、これを精製(せいせい)すると、砂糖(さとう)になります。さとうきびは、砂糖を作る以外にも使い道があります。それは、「バイオエタノール」。植物の糖分(とうぶん)が発酵(はっこう)してできるアルコールです。このバイオエタノールを使った車も走っています。

沖縄のさとうきびづくり
さとうきびは、あたたかい土地の沖縄(おきなわ)で、最も生産量が多い農作物です。台風の強い風にも強いため、沖縄で育てやすい作物です。