ねらい

沖縄では、冬でもあたたかい気候を生かした農業が行われていることを知ろう。

内容

亜熱帯(あねったい)、南西諸島(なんせいしょとう)にある沖縄県(おきなわけん)では、あたたかい気候を生かした農業がさかんです。沖縄の7割(わり)の農家がさとうきびをつくっています。また、ゴーヤーも有名です。パイナップルも、沖縄の風土にてきした果物。台風や暑さに強い作物です。花づくりもさかんで、沖縄県は「小ぎく」の出荷量が全国1位です。そのひみつは電球です。きくは、光にあたる時間の長さで、花が咲く時期が決まります。夜に電球をつけて小ぎくに光を当てることで、出荷時期の調整ができます。東京都の市場で取り引きされる小ぎくの数を表したグラフを見てみましょう。3月は、ほとんどが沖縄県からのものです。沖縄では、他の地域が寒い3月でも、きくの花に適した気温となっています。あたたかい気候と、電球で光をあてるという工夫によって、沖縄県の小ぎくの出荷量が増えています。

気候をいかした沖縄の農産物
沖縄(おきなわ)では、あたたかい気候を生かした農業がさかんに行われています。さとうきびやパイナップル、小ぎくなどが多くさいばいされています。
関連キーワード:
沖縄気候農業農家農産物