ねらい

米農家の人たちが行っている、農薬や化学肥(ひ)料の使用をへらすための工夫を学ぼう。

内容

田んぼは、少し目をはなすと雑草(ざっそう)が生え、稲(いね)の養分が取られてしまいます。雑草を人の手でとるのは大変です。また、育った稲を食べてしまう害虫の対策(たいさく)も一苦労です。そこで、農薬を使って雑草や害虫を駆除(くじょ)する方法や、稲がよく育つように、化学肥(ひ)料を使う方法が考えられました。しかし、使いすぎると人の健康や水などに悪い影響(えいきょう)をあたえる可能性があるため、農家は、農薬や化学肥料をあまり使わない工夫をしています。土づくりの時につかう肥料は、化学肥料の代わりに「たい肥(ひ)」を使う農家が増えています。「米ぬかペレット」は、田んぼにまくと水がにごり、雑草が十分に育つことができなくなります。「アイガモ農法」は、稲の害虫や雑草を食べるため、農薬をへらすことができます。農家の人たちは、より安全なお米を育てる工夫を考えてきたのです。

農薬や化学肥(ひ)料を減らす工夫
農薬や化学肥料は使いすぎると人の健康や土、水などに悪い影響を与える可能性があります。そのため農家は、農薬や化学肥料をあまり使わない工夫をしています。