ねらい

田んぼの中のさまざまな生き物たちは、米づくりと深い関わりをもっていることを学ぼう。

内容

田んぼの水の中には、多くの生き物が住んでいます。エラミミズは土を食べます。土の中の栄養分を取り入れて、おしりからふかふかになった土を出します。栄養のある土づくりに役立っています。田んぼで雑草(ざっそう)がのびるのをふせぐのに一役(ひとやく)買っているのが、ドジョウ。ドジョウは土を食べ、泥(どろ)をかき回します。水がにごり、太陽の光がとどかなくなって、雑草がはえにくくなります。イナゴは、大量発生すると稲の葉を食いあらして、被害(ひがい)をもたらすため「害虫」と呼ばれています。カメムシも害虫です。カメムシは穂(ほ)の中の栄養を吸い取ってしまいます。そんな「害虫」をやっつける生き物たちが、カマキリ、カエル、クモです。人間に利益(りえき)をもたらす生き物として「益虫(えきちゅう)」と呼ばれます。田んぼの中の生き物たちは、米づくりと深い関わりをもっているのです。

田んぼの生き物
田んぼには、多くの生き物が住んでいます。稲(いね)が元気に育つには、田んぼの生き物の力がかかせません。どんな関わりがあるのかを見ていきます。
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