ねらい

米あまり、米の輸入(ゆにゅう)や農家の高齢化(こうれいか)など、日本の米づくり農家がかかえる問題について学ぼう。

内容

米をつくる農家は今、多くの問題をかかえています。50年ほど前から、米を作る量にくらべ、消費される量がへってしまう「米あまり」が起こり始めました。米をあまらせないようにするために、国は「生産調整(せいさんちょうせい)」を行いました。稲(いね)を収穫(しゅうかく)前にかり取ってしまったり、田んぼを他の作物の畑に変えたりしたのです。米を作る量をへらす取り組みが進む中、1993年の夏、気温が上がらず、稲が実らない「冷害(れいがい)」にみまわれ、それをきっかけに、それまできびしく制限(せいげん)していた米の輸入(ゆにゅう)を開始。毎年一定の量の米が、外国から安く入ってくるようになりました。今、日本は、さらに多くの米を外国から買うように求められ、交渉(こうしょう)が行われています。

米づくり農家がかかえる問題
米あまり、冷害により始まった米の輸入(ゆにゅう)、そして生産者の高齢化(こうれいか)など、米をつくる農家は今、多くの問題をかかえています。
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