ねらい

高齢化(こうれいか)やあとつぎ不足、高価(こうか)な大型機械が買えない、などの理由で農家の数がへっています。そこで考え出された新しい農業の形、「農業法人(ほうじん)」と、「集落営農(しゅうらくえいのう)」について学ぼう。

内容

いま、日本の農業は高齢化(こうれいか)になやんでいます。わかい人たちが他の仕事についてしまうため、農家の数がへっています。そこで、農業の新しい形が考えだされました。一つは、農業を専門(せんもん)に行う会社「農業法人(ほうじん)」です。米づくりをあきらめた人から土地を借りて、お米をつくります。会社ならではの強みは、高価(こうか)な大型機械を持てることです。大型の機械を使うことで、少ない人数でこうりつよく作業を行います。農地をあずけた人は、農業法人にかした土地代が収入となります。農業法人の会社がない地域では、「集落営農(しゅうらくえいのう)」という方法が行われています。同じ地域にくらす、農家が集まり、協力しながら農業を進めていくしくみです。お金を出し合って農機具を買ったり、おたがいに農作業を手伝ったりしています。

地域で協力しあう米づくり ~農業法人と集落営農~ 
農業を会社として行う「農業法人(ほうじん)」と、同じ集落の農家が協力し合う「集落営農(しゅうらくえいのう)」。日本の農業の新しい形です。