ねらい

日本人が米を食べる量がへったため、消費をふやそうとさまざまな取り組みが行われていることを知ろう。

内容

今、日本人のお米を食べる量がへっています。およそ50年前の1963年には、一人が一年間で平均(へいきん)118キロの米を消費していました。ところが、その後どんどん米を食べなくなり、2013年には57キロ、およそ半分にまでへってしまいました。そのため、米の消費をふやす取り組みが始まりました。メニューに合わせた米の開発が行われ、地域(ちいき)ごとに、ブランド米を開発したり、パンを小麦粉ではなく、米を粉にした米粉(こめこ)でつくる試みも行われています。また、豚(ぶた)や鶏(にわとり)などの飼料用(しりょうよう)の米の生産もふやしています。子どもたちを田んぼによんで農作業をしてもらう農業体験は、農業に興味(きょうみ)を持ってもらうための農家の取り組みです。米をめぐるきびしい状況(じょうきょう)を、少しでも良い方向に変えていこうと、知恵(ちえ)をしぼっています。

米の消費をふやす
米の消費量をふやす取り組みが行われています。メニューに合わせた米の開発や、パンなどに使う米粉(こめこ)、飼料用(しりょうよう)米の生産をふやしています。