ねらい

日本の近海は、魚がたくさんとれる良い漁場(ぎょじょう)にめぐまれていることを知ろう。

内容

海に囲まれた日本。まわりの海にはおよそ3,700種の魚がいると言われ、様々な魚が獲れます。たくさんの魚がいる理由は大きく2つあります。一つは大きな海の流れ、「海流」です。日本のまわりの海には北の冷たい海から流れてくる「寒流」と、南の温かい海から流れてくる「暖流」という流れがあります。寒流からは、カニやサケ、サンマなど。暖流からは、マグロやカツオなどの魚がたくさんやってきます。また二つの海流がぶつかる「潮目」と呼ばれる場所には、えさになる小さな生き物プランクトンがたくさんいるため魚が多く集まります。もう一つは、「大陸だな」と呼ばれる浅い海底が広がっていること。深さ200mくらいまでの海底で、太陽の光が届きやすくプランクトンや海藻が良く育つためたくさんの魚が集まります。日本の主な漁港の水揚げを表したものを見てみると、潮目の近くや大陸棚が広がっているところで多く水揚げされていることが分かります。

水産大国・日本
日本は一年を通じて様々な魚が獲れます。その理由は「海流」がぶつかりあっていることと、「大陸だな」と呼ばれる浅い海底が広がっていることの2つがあります。