ねらい

日本の漁業は、漁に出かける期間や場所、船の大きさなどで分けられ、それぞれに特徴(とくちょう)があることを学ぼう。

内容

漁業の種類は、漁に出かける期間や場所、船の大きさなどによって分けられます。陸から近い海で漁をする「沿岸(えんがん)漁業」。小型の船を使って日帰りで漁をします。場所や季節によってとれる魚がちがい、貝や海そうなどもとります。日本の漁師のおよそ8割が沿岸漁業をしています。漁船を使わない漁業もふくみます。日本近海の2~3日で帰れるはんいで行う「沖合(おきあい)漁業」。あじやさんま、さばなどをとります。日本で一番漁獲(ぎょかく)量が多い漁業です。日本から遠く離れた海で、長い期間行なう「遠洋(えんよう)漁業」。短くてひと月、長い場合は1年以上も帰らないこともあります。もう一つは、養殖(ようしょく)業。魚は「いけす」、貝は「いかだ」などにつるして、人が手をかけて育てます。最近では、まぐろやふぐなどを卵(たまご)から育てることもできるようになりました。このように、さまざまな方法で漁がおこなわれています。

漁業の種類 ~沿岸(えんがん)・沖合(おきあい)・遠洋・養殖(ようしょく)業~
日本の漁業は、大きく、沿岸(えんがん)漁業・沖合(おきあい)漁業・遠洋漁業・養殖(ようしょく)業の4つの種類に分けられています。