ねらい

漁港のまわりには、とれた魚を加工するための工場がたくさんあることを知ろう。

内容

わたしたちが食べている、かつおの削り節(けずりぶし)やかつおのたたき。かつおを新鮮(しんせん)なうちに加工するために、港に近い工場で作られます。かつお節工場では、かつおを煮て(にて)、身から骨(ほね)をていねいに取ります。次に、まきを燃(も)やしたけむりにあてて乾燥(かんそう)させます。そのあと、温度と湿度(しつど)の高い部屋で3週間ほどねかせます。すると表面に「カビ」が。このカビは人間には無害でかつお節にうまみを生み出します。カビをつけては、太陽の光でかわかすことをくりかえし、半年間かけて、かつお節はできあがります。かつおの「たたき」を作っている工場では、かつおをバーナーの火であぶり、外は香(こう)ばしく中は生のままにします。新鮮(しんせん)なかつおのおいしさをとじこめるのです。他にも、港のまわりには、缶詰(かんづめ)工場など、とれた魚を加工するための工場がたくさんあります。

かつおの加工工場
私たちがふだん食べている、かつおの削り節(けずりぶし)やかつおのたたき。かつおを新鮮(しんせん)なうちに加工するために、港に近い工場で作られています。