ねらい

売りに出されたものを、だれがいくらで買うか決める「競り(せり)」について学ぼう。

内容

「せり」とは、生産者から届けられた魚や野菜を、だれがいくらで買うかを決める作業です。魚を例に見てみましょう。漁師などの生産者は卸売業者、通称せり人に魚の販売をまかせます。せり人は、その魚を、市場のせりで仲卸業者に売ります。この時、魚に一番高い値段をつけた仲卸業者が魚を買うことがきるのです。東京の豊洲市場です。せり場には世界各国や日本全国からマグロが集まっています。仲卸業者は、せりが始まる前にどのマグロがいいか見てまわります。鐘の音と同時にせりがスタートしました。仲卸業者が手をあげてサインを送っています。これは、手やりという手の形で値段を示す方法です。この値で買いたいという希望の金額を示しているのです。せり人は何人もの仲卸業者の手の形を素早く見分け最も高い値段を付けた人を指名していきます。せり落とされたまぐろは、仲卸業者から、スーパーや魚屋さんなどに販売され、私たちのもとへとどきます。

競り(せり)って何?
「せり」とは、生産者から届けられた魚や野菜を、だれがいくらで買うかを決める作業です。
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