ねらい

魚をとりすぎたり、海が汚れてしまったりして、魚がとれなくなってきたことを知ろう。

内容

日本の漁船は、これまで盛(さか)んに世界中の海に出かけて漁をしていました。遠洋漁業です。ところが今からおよそ40年前に、外国の周りの海に勝手に入って魚をとってはいけないという国際的(こくさいてき)なルールが決まりました。外国周辺の海で漁ができなくなった漁師(りょうし)の人たちは、日本の周りで漁をするようになりました。こうして、日本の海では、魚のとりすぎの問題がおきました。日本の周りでとれる魚の量は、1986年は1千万トンをこえていましたが、その後どんどん減り続け、2008年には500万トンを下回りました。魚が減ってしまった原因(げんいん)は、他にも考えられます。日本が大きく成長をとげた1950年代から日本の海がよごれはじめたのです。工場からよごれた水が海に流れこんだり、魚に害のある赤潮(あかしお)が発生したりして、魚が減ってしまいました。

魚が減った理由 
遠洋漁業で自由に漁ができなくなったり、海が汚(よご)れたりして、魚のとれる量が減ってしまいました。