ねらい

東日本大震災(しんさい)で大きな被害を受けた漁師(りょうし)の人たちの、復興(ふっこう)への努力と思いを知ろう。

内容

気仙沼湾(けせんぬまわん)は、「かき」がたくさん水あげされることで有名でした。ところが、2011年に東日本大震災(だいしんさい)がおきました。漁船や建物が津波(つなみ)と火災におそわれ、「かき」の養殖(ようしょく)いかだもバラバラに流されてしまいました。残ったのは死んでしまった「かき」のからだけです。一体どうなってしまうのか・・・不安を乗り越(こ)え、漁師(りょうし)たちは一から立ち上がりました。全国からたくさんのボランティアが、がれきを取り除(のぞ)く作業や「かき」養殖の手伝いに加わりました。ボランティアに支(ささ)えられ、漁師の人たちの、復興(ふっこう)への思いも強くなりました。そして今では、少しずつ「かき」の収穫(しゅうかく)量が増(ふ)えてきました。震災を乗りこえる、たゆみない努力が続けられています。

震災(しんさい)から立ちあがる漁業
東日本震災(しんさい)でかいめつ的な被害を受けた、宮城県気仙沼(けせんぬま)の漁師たち。ボランティアにも支えられ、復興(ふっこう)に向けてがんばっています。