ねらい

消費者の要望に合わせて、研究が続けられている野菜の品種改良について知ろう。

内容

わたしたちが食べる野菜。おいしく、食べやすいようにと長い間、研究が続けられ、改良されてきました。もともとあった野菜を、新たな形や色、性質(せいしつ)に変えることを「品種改良」といいます。高齢(こうれい)化が進み、一人(ぐ)らしが増(ふ)えるにつれ、野菜も小さいサイズを好む消費者が増えました。品種改良された小さい野菜が人気です。品種改良は農業の研究機関で行われています。消費者のニーズに合わせ、買い物ぶくろにすっぽりかくれる長さのねぎが作られました。また、だいこんをおろすと、特有のにおいがし、時間が経(た)つにつれ大根の色は黄色く変色していきますが、品種改良した大根は、おろしてもにおいがおさえられ、色もあまり変わりません。このように、消費者が食べたい野菜が日々(ひび)研究され、おいしく、便利な野菜が作り出されています。

野菜の品種改良 
よりおいしく、調理しやすく、食べやすい野菜を作ろうと、品種改良が続けられています。