ねらい

外国から輸入(ゆにゅう)される食料は、環境(かんきょう)に負担(ふたん)をあたえていることを知ろう。

内容

毎日、世界中から運ばれてくる野菜や肉、魚。多くのものを遠くから運べば、燃料(ねんりょう)もたくさん必要になります。地球温暖化(おんだんか)の原因(げんいん)とされる二酸化炭素(にさんかたんそ)をたくさん排出(はいしゅつ)することにつながります。食べ物の輸入(ゆにゅう)にともなう、環境(かんきょう)への影響(えいきょう)を数字であらわしたのが「フード・マイレージ」。食料の重さに輸送距離(ゆそうきょり)をかけたものです。数字が大きいほど、環境に負担(ふたん)をあたえています。日本のフード・マイレージは、9002億トンキロメートル、世界最悪の数字です。飛行機や船を使えば、簡単にたくさんのものを遠く外国からでも運ぶことができますが、環境に対する影響も増えます。フードマイレージをいかに下げるか。輸入食料にたよらず、地元で作られたものを地元で食べる「地産池消」などに取り組むことが必要です。

フード・マイレージ
食料の輸入(ゆにゅう)にともなう、環境(かんきょう)への影響(えいきょう)を数字であらわしたのが「フードマイレージ」です。