ねらい

日本を支(ささ)える工業地帯「大平洋ベルト」について知ろう。

内容

工業が盛んな場所を工業地帯・工業地域と呼びます。関東南部から九州北部に連なる工業地帯や地域を「太平洋ベルト」と呼びます。中でも京浜、中京、阪神、北九州の4ヶ所は古くから工業が発達した地域です。北九州では、1901年、福岡県の北九州に日本で初めての近代的な製鉄所が作られました。八幡製鉄所(やはたせいてつしょ)です。大阪と兵庫に広がる阪神工業地帯。大阪や神戸沿岸には、古くから整備された港があり、製品を輸出するのに適していました。続いて中京工業地帯。自動車産業がさかんです。日本の自動車産業は、世界で一、二を争う規模にまで成長しました。東京、神奈川に広がっているのが京浜工業地帯。京浜工業地帯の本格的な発展が始まったのは1913年。海を埋め立てて、大型船を横付けできる港を整備したのです。太平洋ベルトには、その他にも、京葉、東海、瀬戸内などの工業地域があります。

日本の工業地帯 ~太平洋ベルト~
関東南部から九州北部に連なる工業地帯や地域を「太平洋ベルト」と呼びます。中でも京浜、中京、阪神、北九州の4ヶ所は古くから工業が発達した地域です。