ねらい

品質(ひんしつ)の良い自動車をつくるために、工場ではどのような検査(けんさ)が行われているかを知ろう。

内容

自動車の組み立て工場。買う人の注文に合った車を1台1台、すばやく正確(せいかく)に組み立てています。組み立てられた自動車は、そのまま出荷されるわけではありません。自動車は人を乗せて走ります。つくり方にミスがあって事故(じこ)がおきたり、品質(ひんしつ)が悪かったりすると大変です。そのため、1台1台、厳(きび)しい「検査(けんさ)」を行います。走行テストは、車をローラーの上に乗せて走らせて、スピードを出してもだいじょうぶか、ライトは正しい位置を照らすかなどを検査します。ほかにも、部品はゆるんでいないか、オイルはもれていないかなど、車のうら側まで調べます。検査項目(こうもく)は、800以上。もし異常(いじょう)があれば、その部品を直し、もう一度検査します。すべての検査に合格(ごうかく)した車だけが出荷されます。厳しい検査によって品質がたもたれた車は、国内だけでなく外国にも出荷されて行きます。

自動車工場の厳(きび)しい検査(けんさ)
自動車工場では、安全で品質(ひんしつ)の良い車を出荷するために、1台1台、厳しい検査(けんさ)を行ないます。