ねらい

日本の車が、なぜ外国の工場でつくられているのかを知ろう。

内容

日本を代表する工業製品(せいひん)「自動車」。国内で1年間につくられる車は、およそ1000万台。そのおよそ半分が、外国に輸出(ゆしゅつ)されています。最近では、輸出するだけではなく、日本の自動車メーカーが外国に工場をつくり、現地(げんち)で自動車を生産しています。外国に工場をつくることで、輸送(ゆそう)する時間や費用をかけずにすみ、その国に住む人たちの好みにあった自動車をはやく、安くとどけることができます。さらに、現地の人の仕事をつくったり、現地の材料や部品を使ったりすることで、その国の産業がさかんになります。日本の高い技術(ぎじゅつ)が伝えられることで、その国の技術力も向上します。最近では、作業する人の賃金(ちんぎん)や材料費も安いことから、アジアでの現地生産がふえています。外国での現地生産は、日本の自動車メーカーと相手の国のどちらにも良い点があるため、年々増加(ぞうか)しています。

自動車の海外生産
日本の自動車メーカーが外国に工場をつくり、現地(げんち)で車を生産しています。現地生産は、日本と外国のどちらにも良い点があるため、年々増加(ぞうか)しています。