ねらい

どのようにして、車はリサイクルされているのか知ろう。

内容

日本は1967年に、アメリカにつぐ世界2位の自動車生産国になりました。町は自動車であふれるようになりました。一方で、役目を終えた車をどう処分(しょぶん)するか、大きな問題になりました。当時、処分場に運ばれてきた車は、そのままプレス機でおしつぶされ、焼かれていました。焼かれるときには有毒なガスも出ていました。そこで国は、2005年に「自動車リサイクル法」をスタートさせました。工場では、資源(しげん)が無駄(むだ)にならないように、およそ3万個の部品をていねいに取り外しています。最後に、車体の鉄だけとなった自動車は、巨大(きょだい)なプレス機でおしつぶされ、元の大きさの5分の1ほどに。プレスされた鉄のかたまりは、製鉄所(せいてつじょ)などに運ばれ、リサイクルされます。2014年には、およそ340万台の車が廃棄処分(はいきしょぶん)され、その99%、ほとんどがリサイクルされました。

自動車のリサイクル
使えなくなった車は、無駄(むだ)なくリサイクルされています。