ねらい

工業がさかんな地域(ちいき)の特徴(とくちょう)を知ろう。

内容

日本には、40万以上の工場があります。では、工場が多い場所にはどんな特徴(とくちょう)があるか見てみましょう。1つは、交通が便利なこと。燃料(ねんりょう)や原料、完成した製品(せいひん)は、船を使って運ぶことが多いため、工場は港がある海ぞいに多くたてられます。また、工場の近くに高速道路が通っていると、トラックでの輸送(ゆそう)がスムーズにできます。2つ目は、広くて平らな土地があること。大きな設備(せつび)がある工場は、広い土地が必要です。また、平らな土地の方が工場をたてやすくなります。3つ目は、大都市に近いこと。大都市の近くは人口が多いため、働き手が集めやすく、作った製品も遠くへ運ぶ必要がありません。関東地方の南部から、九州地方の北部にかけて。この地域(ちいき)は「太平洋ベルト」といい、日本の中でも工業がさかんな所です。太平洋ベルトの工業生産額(がく)は、日本全体の半分以上をしめています。

工業がさかんな地域(ちいき)の特ちょう
日本には40万以上の工場があります。工業がさかんな地域(ちいき)には、おもに3つの特ちょうがあります。