ねらい

大工場と中小工場は、それぞれの特色をいかし、日本の産業をささえていることを知ろう。

内容

日本各地に広がる工業地帯。日本には、大小40万以上の工場があります。働く人が300人以上の工場は「大工場」。300人未満の工場は「中小工場」といいます。大工場では、大規模(だいきぼ)な設備(せつび)や、多くの工程(こうてい)が必要な製品(せいひん)が作られています。造船(ぞうせん)所で働く人は2千人。長さ300メートル、20万トンもの貨物が積める巨大な船を作っています。パワーショベルを作っている工場。こちらも働く人は、2千人。一方、中小工場では主に、私たちのくらしに身近なものや、大工場から注文を受けた部品などを作っています。5人が働く、せんべい工場。1日に2千枚のせんべいが作られます。なべを作る工場では、50人が働いています。日本にある工場のうち、大工場は1パーセント。3千ほどしかなく、ほとんどが中小工場です。大工場と中小工場は、それぞれの特色をいかし、日本の産業をささえています。

大工場と中小工場
働いている人が300人以上の工場は「大工場」。300人未満の工場は「中小工場」といいます。日本にあるほとんどの工場が中小工場です。