ねらい

中小工場が行っている新たな挑戦(ちょうせん)を知ろう。

内容

ボブスレー。専用(せんよう)のソリに乗って氷のコースをすべり、タイムをきそう競技(きょうぎ)。ボブスレーの勝敗は、ソリの性能(せいのう)が大きく左右します。日本はこれまで、海外製(せい)の中古のソリを使っていました。日本で作られた国産のソリを持つことは、選手たちの大きな願いでした。そんな選手たちの声にこたえようと、東京都大田区の町工場の人たちが「下町ボブスレー」という名のチームを作りました。日本のチームにソリをとどけると同時に、日本のものづくりの技術(ぎじゅつ)を世界に発信しようというプロジェクトです。選手と意見を交換(こうかん)しながら改良を加え、走行テストを重ねました。しかし、2014年のソチオリンピックには間に合いませんでした。それでも今、大田区の町工場の人たちは、オリンピックで自分たちの作ったソリの活躍(かつやく)を見たいと、次のオリンピックに向けて、さらに改良を進めています。

下町ボブスレー ~町工場の新たな挑戦(ちょうせん)~
日本のものづくりの技術(ぎじゅつ)を世界に発信しようと、大田区の町工場がボブスレーのソリの開発に挑(いど)んでいます。