ねらい

日本と貿易(ぼうえき)相手国の産業の発展(はってん)や変化にともなって、やりとりされる品物が変わっていったことを知ろう。

内容

外国から品物を買う輸入。外国に品物を売る輸出。外国と品物を売り買いする貿易、その歴史をみて行きましょう。1960年代、日本の工業は大きく発展します。まず、石油、鉄こう石など、さまざまな資源を輸入。そうした資源を、鉄やアルミニウムなどの素材にします。そこから船などを生産し、海外に輸出したのです。1970年代に入ると、自動車産業が発達。自動車が輸出額のトップをしめるようになりました。その後1990年代には、日本では半導体の開発が盛んにおこなわれるようになり、主な輸出品は、パソコンや家電、電子機器の部品や工作機械などになりました。今度は、輸入について見てみましょう。1960年は、綿花や羊毛など繊維原料の輸入が目立っていました。一方、2019年を見ると、大幅に増えているのは、精密機器や機械類の輸入。その理由は、パソコンなどに使われる電子部品を海外からたくさん輸入するようになったからです。

貿易のうつり変わり
外国から品物を買う輸入。外国に品物を売る輸出。外国と品物を売り買いする貿易、その歴史をみて行きましょう。
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