ねらい

現地(げんち)生産は、なぜ増(ふ)えているのか、その理由を知ろう。

内容

日本を代表する工業製品(せいひん)「自動車」。国内で1年間に作られる車は、およそ1000万台。その半分、500万台が外国に輸出(ゆしゅつ)されています。輸出するだけではなく、日本の自動車メーカーが、外国に工場を作り、現地(げんち)で自動車を生産しています。2015年、世界の44カ国、およそ180あまりの工場で日本の車が作られています。東南アジアの国タイ。タイの自動車販売(はんばい)台数は、ここ10年でどんどん増(ふ)え、2014年はおよそ88万台。その9割(わり)ちかくが日本車です。日本の自動車メーカーは、日本からの輸出ではなく、タイの国内で作る現地生産をすすめました。作業する人の賃金(ちんぎん)や、部品の材料費が安いので、自動車の値段(ねだん)も安くでき、タイの人が車を買いやすくなりました。また、現地生産をすると日本の高い技術(ぎじゅつ)が伝えられ、タイの国の技術力も向上します。

現地(げんち)生産
日本の企業(きぎょう)が外国に工場を作り、現地(げんち)で生産することを「現地生産」が増(ふ)えています。
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