ねらい

日本にはどのような種類の森林があるのか知ろう。

内容

日本の国土の3分の2をしめる「森林」は大きく2種類に分けられます。「天然林」と「人工林」です。「天然林」は、風や動物が運んだ種が芽を出し、木々となる…自然の力だけでできた森林です。天然林の中でも、全く人の手が入っていない森林は「原生林」と呼(よ)ばれています。一方、「人工林」は人の手によって作られた森林です。すぎやひのきなど、成長が早く、家を建てたり、家具などを作る材料となる木が主に植えられています。木の成長に合わせて、定期的に手入れが行われ、太くてまっすぐな木が育ちます。そうして育てた木を切り、木材として活用しています。また、人工林はわたしたちの生活を守るためにも作られます。強い風から畑を守る「防風林(ぼうふうりん)」、風や吹雪から家を守るための「屋敷林(やしきりん)」、海に栄養をあたえる「魚つき保安林(うおつきほあんりん)」などがあります。

日本の森林の分布(ぶんぷ)
森林は大きく「天然林」と「人工林」の2種類に分けられます。強い風から畑を守る「防風林(ぼうふうりん)」など、人の生活を守るために作られるものもあります。