ねらい

人の暮(く)らしを守るために作られた森林の働きを知ろう。

内容

私(わたし)たちの生活に深い関わりを持つ森林。人の暮(く)らしのすぐ近くで、大切な働きをしている森林があります。その一つが、強い風から畑の作物を守るために作られた「防風林(ぼうふうりん)」です。家を守るために植えられた「屋敷林(やしきりん)」は、強い風を防(ふせ)ぐほか、雪がたくさん降(ふ)る地域(ちいき)では、家の敷地(しきち)に雪が降り込まないようにする働きもあります。海に囲まれた森は、「魚つき保安林(うおつきほあんりん)」と呼(よ)ばれ、たくさんの魚たちを守っています。森と海は川でつながっています。森林が豊(ゆた)かだと、その栄養が海にも流れるため、豊かな海になると考えられています。そのため、人々は「魚つき保安林」を手入れし、大切に守っています。人は森を守り、森は人の暮らしを守っているのです。

人のくらしを守る森林
森林は、木材となる木を育てるだけでなく、強い風をふせいだり、海に栄養をあたえるなど、さまざまな形で私(わたし)たちの暮(く)らしにいかされています。