ねらい

都市の浸水被害(しんすいひがい)を防(ふせ)ぐためにつくられた、巨大(きょだい)な地下放水路について知ろう。

内容

最近、くり返し都市部をおそっているゲリラ豪雨(ごうう)。都市の水害から人々のくらしを守るために、地下深くに作られた巨大(きょだい)な施設があります。「首都圏(しゅとけん)外郭(がいかく)放水路」。13年をかけて作られた、地下50メートル、長さ6.3キロメートルにおよぶ、世界最大級の地下放水路です。雨が降(ふ)って川が増水(ぞうすい)すると、地下のトンネルに川の水をどんどん取り込み、地下の水槽(すいそう)にためられます。たまった水は、川の水位が下がったときに、ポンプで大きな川へ流されます。この地下放水路ができたことにより、浸水被害(しんすいひがい)になやまされていた都市部の水害を減(へ)らすことができました。

洪水(こうずい)を防(ふせ)ぐ地下放水路 ~首都圏外郭(しゅとけんがいかく)放水路~
都市の地下深くに、水害からくらしを守るために造(つく)られた、巨大(きょだい)な放水路があります。