ねらい

災害が起きたとき、近所の人たちが共に助け合い、地域(ちいき)を守る「共助(きょうじょ)」の取り組みについて、愛知県名古屋市の防災訓練を例に学ぼう。

内容

地域(ちいき)で行う「防災訓練」。災害(さいがい)が起きたとき、近所の人たちが共に助け合い、地域を守る「共助(きょうじょ)」の取り組みの一つです。愛知県名古屋市は海が近く、海面(かいめん)からの高さが数メートルしかない所が多いため、昔から洪水(こうずい)、高潮(たかしお)による被害(ひがい)を受けてきました。伊藤和仁(いとうかずひと)さんは、住民や消防団と連携(れんけい)して、災害の被害(ひがい)を減(へ)らす防災活動を行っています。町を歩いて作った「防災(ぼうさい)マップ」を使っての防災訓練には、子どもからお年寄(よ)りまで300人以上が参加し、避難(ひなん)する道や場所を確認しました。訓練をくり返し、地元の人たちの防災意識を高めていくのがねらいです。自然災害による被害を少しでも減らすために、地域の人たちが共に助け合う、「共助」による防災活動に取り組んでいます。

地域(ちいき)が取り組む防災(ぼうさい)
自然災害(さいがい)による被害(ひがい)を少しでも減(へ)らすために、地域(ちいき)の人たちが共に助け合う取り組みを「共助(きょうじょ)」といいます。