ねらい

土砂災害の被害(ひがい)を減(へ)らす「砂防ダム」について知ろう。

内容

これは「砂防(さぼう)ダム」。ダムといっても貯めるのは水ではなく、土や砂、石です。大雨のとき、たくさんの土砂が流れることがあります。流れる石などで建物が被害(ひがい)を受けることもあります。砂防ダムは、その流れてくる土砂をせき止める役割(やくわり)をしています。では、砂防ダムがある場合と無い場合で、どのような効果があるのか、模型(もけい)を使って見てみましょう。まず、砂防ダムが無い場合です。山の上には石や砂が貯まっています。これを水で流します。水に押し流された大きな石は曲がりくねった川からあふれ、家を押しつぶします。次は、砂防ダムがある場合です。こちらは、岩や石の流れを食い止めるダムと土砂を貯めるダムがあり、その下の川もまっすぐです。最初のダムで大きな石が、次のダムでは砂がせき止められています。砂防ダムは、このように危険(きけん)な土砂が流れるのを防ぐ効果(こうか)があるとされています。

砂防(さぼう)ダムの役割(やくわり)
砂防(さぼう)ダムは、大雨のとき、流れる土砂をせき止める役割(やくわり)をします。砂防ダムがある場合と無い場合を模型(もけい)を使って見ていきます。