ねらい

北海道の人たちは、安定した食の生産を守るために、さまざまな取り組みをしていることを知ろう。

内容

農業がさかんな北海道。しかし、最近は高齢化(こうれいか)や後継者不足(こうけいしゃぶそく)などの問題により、農業にたずさわる人たちはへり続けています。そこで、北海道の人たちは、安定した食の生産を守るために、さまざまな取り組みを始めています。無人で動くトラクター。作業はすべて自動で進められ、農作業にかかる手間を少なくすると期待されています。新しく開発された牧草は、雑草(ざっそう)よりも成長がはやく、牧草で日光をさえぎるため、雑草を育たなくさせます。その結果、雑草が牧草にほとんどまざらず、栄養のあるえさができます。こちらは、飼料米(しりょうまい)。「たちじょうぶ」という、寒い北海道でも育つ品種です。輸入(ゆにゅう)されるえさに変わるものとして、畜産(ちくさん)農家で使われ始めています。日本の食をささえている北海道。ゆたかな食料生産を今後も続けていくために、各地で新たな取り組みが行われています。

北海道の農業 ~新たな取り組み~
日本の食をささえている北海道。安定した食の生産を守るために、無人のトラクターを使ったり、家畜(かちく)のえさを工夫(くふう)したりしています。